UI(ユーザーインターフェース)とは?

UIはユーザーインターフェースの略で、ユーザーとは利用者のこと、インターフェースとは接点などの意味があります。つまり UIとは商品やサービスと利用者を繋ぐ接点 のことです。例えば、WebサイトをPCやスマホで見た際に画面上で見る、触れることができるデザインレイアウト・文字フォント・配色などすべての情報をUI(ユーザーインターフェース)ということができます。

例)Webサイト上でのレイアウト・文字フォント・配色、スマホ本体のボタン配置などのデザイン

UX(ユーザーエクスペリエンス)とは?

UXはユーザーエクスペリエンスの略でエクスペリエンスとは経験や体験という意味があります。 利用者が商品やサービスを利用した際に得られる体験や経験を指します。 商品やサービスを利用した際に生じる、使いやすい、使いにくい、心地よい、不快感などの感覚もすべてUXに該当します。製品やサービスなどの「モノ」でなく、それを取り巻く環境すべてを指した「コト」のデザインと言われています。

優れたUI/UXが持つ特徴とは?

どのような特徴があれば、優れたUI/UXと言えるのでしょうか。今回は特徴を3つ紹介します。

特徴 情報過多ではない

どんなに良いデザインであっても情報が多すぎると、ユーザーが疲れてしまいます。一度に目にする情報量が多すぎないことがポイントです。また、視線の動きにもFの法則と呼ばれる法則があり、左上から右下に向かって視線が動くといわれています。情報量と配置にも注意しましょう。

特徴 どのようなデバイスでも使いやすい

PC、スマホ、タブレット、スマートウォッチなどといったようにサイズの異なるデバイスが複数存在します。デバイスごとのUIにも気配りが必要です。実際にPCの画面では見やすいと思っていたWebページがスマホになると分かりづらいという経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか。デバイスによってサイズが異なるため、デバイスごとの調整も必要です。

特徴 ユーザー目線である

デザイン性だけが重要なのではなく、大切なのはユーザー目線の設計です。どのような年代や何を目的とするユーザーが、どのような使いやすさを求めているのかを考えたうえでデザインに落とし込むことが大切です。

デザイン4原則

Webデザインの成功は、一般的にこれらの基本原則に依存しています。具体的には、コントラスト、繰り返し、整列、近接という4つの基本原則があり、それぞれがウェブデザインの強化にどう寄与するかを詳しく見ていきます。

コントラスト(Contrast)

対比:違いを強調する

コントラストは、視覚的な際立ちを作り出し、特定の要素を強調するために不可欠です。色、サイズ、形状など、異なる要素間の明確な差異を用いることで、ユーザーの注意を引きつけ、情報の階層構造を明確にします。例えば、暗い背景に明るいテキストを配置すると、コンテンツの読みやすさが向上します。また、大きな見出しと小さな本文を組み合わせることで、情報の優先順位を視覚的に伝えることができます。コントラストを効果的に使用することで、ユーザーは重要な情報に素早く焦点を合わせることができます。

繰り返し(Repetition)

反復:繰り返して一貫性を持たせる

繰り返しは、デザインに一貫性と認識可能性をもたらします。ブランドの色、ロゴ、フォントスタイルなどの要素を一貫して使用することで、サイト全体に統一感を持たせ、ブランドアイデンティティを強化します。繰り返しは、ユーザーインターフェースの各部分が互いに関連していることを視覚的に示すことにより、ユーザーのナビゲーションを容易にします。例えば、同じボタンスタイルやナビゲーションバーのデザインをページ間で一貫して使用することで、ユーザーはサイトを簡単に理解し、操作することができます。

整列(Alignment)

揃える(整列):揃え方のポイント

アラインメントは、デザイン要素を整理し、サイト全体の清潔で整頓された外観を実現するために重要です。テキスト、画像、ボタンなどの要素を適切に配置することで、情報の流れを整理し、読みやすさを向上させます。例えば、左揃えや右揃え、中央揃えを適切に使用することで、コンテンツの構造を強化し、ユーザーが情報を効率的に処理できるようにします。整列は、デザインの専門性を向上させ、、ユーザーに快適な閲覧体験を提供します。

近接(Proximity)

近接・グループ化の概要図

近接は、関連する情報をグループ化し、不必要な混乱を避けるために役立ちます。情報を論理的なブロックに分けることで、ユーザーはサイトのコンテンツを簡単にナビゲートし、関連する情報を迅速に見つけることができます。近接を使用することで、デザイナーは視覚的な関係を示し、ユーザーが情報の優先順位を理解しやすくします。例えば、同じトピックに関連するテキストと画像を近くに配置することで、それらの間の関連性を強調し、ユーザーの理解を深めることができます。

デザインとは、情報を正しく伝える手段です。
用途に沿った見た目・機能を設計すること」とも言い換えられます。

上表の原則や構成要素は、正しく情報が伝わるデザインを作成するうえで土台となる知識です。デザインの解釈があいまいな状態で学習を進めては、情報を正しく伝える見た目や機能が織り込まれたデザインの作成は困難です。

結果として、Webデザイナーへの転職や副業での収入獲得が実現できるほどのスキルが身につけられる可能性が低いといえます。

参考サイトリンク
https://zpx.co.jp/article/design-4principles/?srsltid=AfmBOooc7vZR-fcXCOhnWr6KlDerkg0JsELMMFhEFc2SJchNj6Jq1yxQ

視覚的階層(ビジュアルヒエラルキー)

visual hierarchy

ビジュアルヒエラルキー(視覚的階層)とは、デザイン要素を「ユーザーに伝えたいメッセージの重要度が高い順」 に整理し、ユーザーが見るコンテンツの中で、最も重要度が高い順に見てもらえるように、的確に配置するデザインテクニックです。
例えば、ウェブサイトのデザインでは、ユーザーにまず最初に見てほしい情報を大きく目立つように配置し、次に重要な情報をそれよりも少し小さく、そして詳細情報はさらに小さく配置することで、情報の優先順位を明確に示すことができます。
最初から見てもらいたい情報順に階層を作っておき、ユーザーが「どこを見るべきか」を考えることなく視点を誘導するのです。ビジュアルヒエラルキーを用いることで、ユーザーはデザインを見たときに、何が重要で、どこを見るべきか、瞬時に理解することができます。
ビジュアルヒエラルキーは情報の整理と視覚的な誘導を組み合わせた、ユーザーへのコミュニケーション手段と言えるでしょう。

なぜ視覚的階層が重要なのか?

視覚的階層の重要性は、視聴者の注意を導き、シームレスな体験を生み出す能力にあります。それは以下の点で役立ちます:

  • 理解力の向上:情報を論理的な順序で整理することで、内容をより理解しやすくします。
  • 美観の向上:よく構成されたデザインは見た目が美しく、難解な情報でもバランスが取れて消化しやすく見せることができます。
  • 効果の向上例えばマーケティング資料では、視聴者の目を最も重要な要素から誘導すること (見出しみたいなもの) セカンダリー要素は重要なメッセージを正しい順序で見ることを確保し、望ましい結果の可能性を高めます (例えば買い物をするようなものです).

デザインに視覚的階層を実装する方法

1. サイズとスケール

文字のサイズは、情報の重要度を明確に示すために効果的な要素です。人間の目は、自然に大きなテキスト、画像、グラフィックに引き寄せられます。重要な情報ほど大きく表示することで、ユーザーの視線を引きつけ、注目させます。
例えば、見出しを本文よりも大きく表示することで、見出しが重要な情報であることをユーザーに示すことができます。要素が一つであれば、それが大きくても小さくても大きさの意味をあまり持ちませんが、比較対象がある場合の大きいサイズは、より重要度が高く、強調された印象をユーザーに与えることができるのです。

2. 色彩とコントラスト

ピンク色のハート型アイコンは、グレースケールのアイコンが並ぶ 3x4 のグリッド内で目立ちます。

色は、情報の分類や強調に有効な要素です。色は感情や注意を引きつける効果があり、重要な要素に特定の色を使用することで、視線を誘導することができます。大きいものの方が小さいものよりも注意を引きつけやすいように、色を活用することで階層をつけることが可能です。例えば、同じカテゴリーに属する情報を同じ色で表示することで、ユーザーはその情報を容易に認識することができます。また、特定の情報を強調したい場合は、他の情報とは異なる色を使用することで、ユーザーの注意を引きつけ、情報への関心を高めます。また、色の組み合わせ方によって、デザイン全体の印象や雰囲気も大きく変わります。

3. タイポグラフィ

Roboto 書体のさまざまなスタイル。

フォントは、文字のデザインであり、情報に視覚的な特徴を与える重要な要素です。重要度の高いメッセージは、周りと異なるフォントを使用し、何が重要な情報かを明示することができます。例えば、見出しには太字のゴシック体を使用し、本文には読みやすい明朝体を使用するなど、フォントを使い分けることで、情報の区別を明確にすることが可能です。
また、フォントの選び方によって、デザイン全体の雰囲気やイメージも大きく変えられます

4. 配置

情報の配置は、ユーザーの視線を誘導する重要な要素です。要素の配置によって、視線の流れを作ることができます。人間の視線は、一般的に左上から右下に向かって移動する傾向があります。そのため、重要な情報は左上や中央部に配置すると効果的です。
効果的なレイアウトはユーザーに情報の流れを示し、視線を自然に誘導します。また、適切な余白の使用は視覚的な整理を助け、ユーザーが情報を追いやすくします。

これらの要素を組み合わせて使用することで、ユーザーが情報を直感的に理解しやすくなります。ビジュアルヒエラルキーを効果的に活用することで、情報の重要度や関係性を視覚的に表現し、ユーザーの視線を意図した方向に誘導することができるのです。

5. 反復とリズム

スタイルや色、形状を繰り返すことで一貫性とリズム感が得られ、全体のデザインを強化するだけでなく、階層構造も強化されます。一貫したパターンやテーマがあれば、鑑賞者は直感的にデザインを案内できます。

6. テクスチャとトーン

異なるテクスチャとフォントの強さを利用し、画像の異なる部分を注目させる 3 つの画像。

ある要素が画面上の他の要素より小さかったり、あるいは下にあったとしても、テクスチャーやトーンを使って注目を集めることができます。

下の画像の最初の例では、タイトルのテキストがまず目に入るでしょう。しかし、二つ目の例では、下のテキストのトーンが変わったことで、2 行のテキストのバランスがとれています。最後の例では、背景の模様がタイトルを認識しにくくしているため、下のテキストの方がはっきりと見えます。

■そのほか参考の視覚的階層

https://www.icrossborderjapan.com/blog/archives/16886/